地盤補強

ALKTOPⅡ工法
(国土交通大臣認定・建築技術性能証明)

大切な資産と安心を支えるALKTOPⅡ工法
支持力性能・施工性・経済性を追求した、環境にやさしい工法です。

特長

多種の地盤条件に対応する豊富なラインナップ

安定した品質と最適な寸法形状を確保するために、先端部品を一体型成型の鋳鋼品としました。ストレート型は貫入性の向上を図るために、打設時の回転力に対して剛性を高めた形状としています。拡底型は、一定ピッチのスパイル状の2枚翼とすることで、地盤の乱れを抑え、安定した支持力の発揮を追及すると同時に、施工時の回転トルクを抑え、施工性の向上を図りました。

  • 拡底型
    軸部鋼管の外径に対し、最大で4.5倍の先端翼を用い、先端抵抗力によって支持力を発揮します。
    (大臣認定番号 TACP-0651・0652)
    (GBRC 性能証明 第17-37号 改2)
    (GBRC 性能証明 第17-38号)
  • ストレート型
    補強材の周面の摩擦力と先端抵抗力によって支持力を発揮し、摩擦力を期待できる地盤条件で有効です。
    (GBRC 性能証明 第17-39号)
  • プラグ型継手
    一般的な溶接継手に加えて、機械式継手も選択できます。
    (GBRC 性能証明 第05-05号)
安心で確かな技術力・高い支持力性能を発揮
最適な提案で実現する経済設計
スクリューウェイト貫入試験

[経済的な設計提案]
地盤条件によって、計画建物に最適な杭仕様を決定し安全で経済的な御提案をします。

[豊富なラインナップ]
多種の地盤条件にて経済設計を実現するために、先端部はストレート型と拡底型を用意しました。軸部鋼管は89.1mm~355.6mmの10種類、拡底型の先端翼は軸部鋼管外径の約2.0~4.5倍から選択できます。

[地盤調査]
一般的な標準貫入試験に加え、建築技術性能証明ではスクリューウェイト貫入試験を実施し、深度方向はもちろん平面な地盤状態を把握します。既存資料や土地のロケーションと合わせて、地盤補強の検討を行います。土質の判断が困難な場合には、サンプリングや他の調査方法を兼用することがあります。

さまざまな施工条件に対応が可能

鋼管の先端に鋳鋼性先端部品を溶接接合したのものを、回転貫入させることによって地盤中に貫入する工法です。

低騒音・低振動の回転貫入工法

打撃や掘削を行わないため、低騒音・低振動で、近隣の工作物に近接した施工が可能です。独自の先端形状によりスムーズな回転貫入を実現しました。工場で製造された補強材のため、高品質で固化不良などのリスクがありません。

施工機械

スムーズな回転貫入を実現し、施工時の回転トルクを抑えたことで、小型施工機械による打設が可能です。狭い搬入路、狭小地や高低差にも対応します。また、屋内などの高さ制限がある環境でも専用の施工機械によって打設が可能です。

[施工機械の例]

施工機 全装備重量(kgf) 全幅(mm) 輸送時全長(mm) 作業時全長(mm) 輸送時全高(mm) 作業時全高(mm) 最大トルク(kN・m) 押し込力(kN)
Type-1 3,000 1,000 4,720 2,750 2,240 4,720 3.30 40
Type-2 6,200 1,760 5,900 3,600 2,540 6,200 4.12 100
Type-3 11,600 2,300 8,900 4,420 2,630 11,600 14.30 160
Type-4 16,400 2,490 10,850 5,580 2,850 16,400 15.68 240
Type-5 16,600 2,490 4,753 5,588 2,812 5,300 139.00 92
  • TYPE-1:狭小地向け
  • TYPE-2:屋内などの高さ制限のある環境に対応